耳、は左右にひとつずつ 両方あわせてふたつありいわば「同じもの」が1セットある、という呈で扱われているように思う。ヘッドフォンは二つの出力を持ち、スピーカーは基本的に二つ左右に配置される。それらは耳の対称性をふまえた作りになっていると思われる。
ところが実は、耳それら自体については必ずしも「まったく同じものがふたつ=1セット」身体に備わっている、というわけではない。
例えば自分には「利き耳」があるが、言語については左耳、音については右耳がそうなのである。コールセンターでアルバイトをしていたとき、自分以外すべての人が右耳にヘッドセットをつけていたが、自分は左耳だった。右耳につけると、相手の言う言葉がまったく聞き取れなかった。耳管開放症になったのは左耳で、高音や騒がしい音に弱いのは左耳だが、音楽をよく聴き取れるのは右耳である。
耳をすませばすませるほど、左右の耳の非対称性が(比喩的にいえば)見えてくる。だが世間の出音装置は、左右の耳に均衡がとれているというフィクションのもとにしつらえられている。音楽の中にさらに「左右」という定位を設定するのは、フィクションの中にさらにフィクションを入れ込むようなものではないかと考えている。
23.1.20
旧ブログ
このサイトを作るまで、seesaaのブログを使用していましたが
midori days
http://europe-midori.seesaa.net/
新装開店ということでこちらのブログは一旦終了としたいと思います。
2005年から2020年まで使っていたので感慨深くはあるのですが、
心機一転。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
midori days
http://europe-midori.seesaa.net/
新装開店ということでこちらのブログは一旦終了としたいと思います。
2005年から2020年まで使っていたので感慨深くはあるのですが、
心機一転。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
15.1.20
作品表(WORKS)について
以前のHPと大きく異なるのは、日英バイリンガルなのと、いわゆる「作品一覧」的なものを作らず、主要作品をセレクトして載せたことです。自分の活動の方向性を伝わりやすくすべく、思い切ってこのような構成にしてみました。
youtubeやインスタ等も依然継続して使っていきます。ちなみにトップのインスタグラムは最新投稿が自動的に更新される仕組みです。
今回の立ち上げに関し、多くの方に助けて頂きました。改めて御礼を申し上げます。
12.1.20
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