17.2.22

東京大学東アジア藝文書院 映画『籠城』プロジェクト

東京大学東アジア藝文書院の一高プロジェクトで制作された映画『籠城』に、音楽制作として参加させて頂きました。

https://www.eaa.c.u-tokyo.ac.jp/projects/first-high-school-materials-archive/rojo-trailer/

制作系ではない一般大学で映画を作る、というのが新鮮に映るかもしれません。しかしながら、一高についての研究が脚本に反映されているのはもちろんのこと、東大のアーカイヴも参照されるなど、制作過程には学術研究との深い関わりがあります。スタッフには、研究とともに実作を行う方々が名を連ねています。そのような中で、自分の音楽制作もまた自己反省的な試みとして行うことができ、得られるところが多々ありました。

上映に先立ち、2月27日(日)に渋谷QWSにて制作チームによるトークイベントが行われることとなりました。私も参加させていただきます。寮歌のアレンジ等についてお話しする予定です。
感染拡大状況によってはオンライン配信のみとなるそうですが、ぜひご興味を持っていただけたら幸いです。以下のリンクよりチケットをお申し込みいただけます。

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リベラルアーツとしての映画制作とは?-東京大学東アジア藝文書院『籠城』制作チームトーク~QWSアカデミア(東京大学)~

◆日時
 2022年2月27日(日)13:00 - 15:00
◆会場
 SCRAMBLE HALL+オンライン(Zoomウェビナー)
◆タイムテーブル
 12:30 開場
 13:00 開会の挨拶、QWS紹介、趣旨説明
 13:10 制作チームトーク
  ①『籠城』トレイラーと作品コンセプトの紹介
  ②メイキング映像と制作プロセスについて
     -映画制作と学術研究
  ③旧制第一高等学校寮歌アレンジ、駒場の音風景、
     サウンドデザイン
 14:30 ディスカッションと質疑応答
 15:00 閉会の挨拶
◆参加料
 無料







14.2.22

坂本光太さんソロリサイタル

 「実験音楽とシアターのためのアンサンブル」でもお馴染みのチューバ奏者、坂本光太さんのソロリサイタルにて、委嘱新作が初演されることとなりました。2月26日(土)にくにたち市民芸術小ホールにてコンサートが開催されます。



坂本さんは現在京都女子大学で教えておられ、グロボカールの研究者でもあります。数年前の(まさにコロナウィルスが広がる直前の)グロボカール演奏会は話題を呼びました。

昨年関わっていた映画制作からの刺激もあり、本作品の着想源は、私の好きな映画作家であるタランティーノ。それから濱口竜介監督の制作方法にもインスピレーションを受けています。あるコンテクストでしか聴く(聞く)ことのできない音や音の身振りにフォーカスした作品です。
2回公演となっております。是非お運びくださいませ。


曲目:
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ Op.17
クララ・ヴィーク=シューマン:3つのロマンス
ジェニファー・グラス:ソナティナ
久保田翠:あるチューバについての物語(委嘱新作)
チケット予約(web):
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=63988&
2022年2月26日 (土)
14:00/17:00(2回の演奏会)※開場は、開演の30分前
会場:くにたち市民芸術 小ホール
全席指定:1,000円(税込)
出演:坂本光太(チューバ)/杉山萌嘉(ピアノ)
主催:公益財団法人 くにたち文化・スポーツ振興財団
協力:国立音楽大学
フライヤー等デザイン:岡千穂
公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団と国立音楽大学との連携によるコンサートです。