29.1.25

JFCアジア音楽祭2025 in Kawasaki

来週2月3日よりミューザ川崎で、JFCの「アジア音楽祭2025 in Kawasaki」が開催されます。アジア各国の作曲家たちの作品を一堂に集めたこの音楽祭、2月5日の弦楽合奏の演奏会の企画を担当しました。

JFC「アジア音楽祭2025 in Kawasaki」 ← クリックすると音楽祭全体のプログラムが見られます。

室内楽コンサート Ⅲ Strings
2025年2月5日(水)19:00開演
ミューザ川崎 市民交流室

ヂャヨン・ベク(韓国): The piece of memory for two violins 
ユーフン・ウン(シンガポール): I Came, I Slept, I Departed
今村 央子 (日本): 此処-池田澄子の俳句による-
久保田 翠 (日本): 秘密のことば
アリス・ダリョーノ(インドネシア): Cekaking Carita

演奏
ヴァイオリン:松岡麻衣子・亀井庸州
ヴィオラ:迫田 圭 チェロ:竹本 聖子
チケット:3,000円(全席自由)
  12月12日一般発売開始 (一社)日本作曲家協議会 
  03-6276-1177 concert@jfc.gr.jp
  カンフェティチケットセンター 
  050-3092-0051(平日10:00~17:00)


私の作品『秘密のことば』も初演されます。
錚々たるメンバーによる演奏、今から大変楽しみです。
私の方でチケットをご用意できますので、よろしければご興味のある方はご一報ください。

ちなみに私の新作は、録音音源とそれに対する自分の語りの音源、さらにそれらに対する楽譜上での注釈(エクリチュール)とをいちどきに楽譜に記して弦楽四重奏曲というフォーマットについて論じたような、複数のレイヤーが入り組んだ内容になっております。他の方たちの作品も、新たな響きをそれぞれの仕方で探求した素敵な作品ばかりです。
是非是非お運びいただけると嬉しいです。

ちなみに2022年に同じアジア音楽祭で初演された、ヴァイオリニストとチェリストのための初演動画はこちらです。
今回の作品とは異なりますが、音楽家がさまざまなシチュエーション(文脈)によって異なる身振りの音を出しているのではないか・・・という想定のもとに作曲した作品です。

久保田 翠:Violinist and Cellist (アジア音楽祭2022 in Kawasaki) 
KUBOTA Midori(Japan):Violinist and Cellist
https://www.youtube.com/watch?v=fyQmDnk0IE8



28.1.25

新・謹賀新年/天命反転住宅

なんと、前回の投稿からキリよく1年ぶりとなってしまいました。

2024年を振り返ると、色々やり足りなかったと思いつつも色々のタネを撒くことができたかなとも思います。

ところで三鷹市にある天命反転住宅に先月滞在しました。
荒川修作とマドリン・ギンズによるこの作品、というか住宅、
ショートステイプログラムがあり、数日以上という条件付きで宿泊することができます。
滞在の前にはあれをしよう、これをしようと色々考えていたのですが、いざ宿泊すると、普通に「暮らす」だけでもなかなかしんどい(笑)。写真を見ても分かるとおり床が波打っていて、平地が特定の部屋にしかありません。思った以上に身体にこたえて、みぞおちにぐるぐると来る感じがずっと止まりませんでした。
ここでの色々の実験の成果は今後また改めて。