4.10.20
前橋・F-ritz Art Center
2.10.20
CDアルバム 『later』のための、 『作曲者自身によるいくつかの覚書』
無事9月23日にアルバム『later』が発売開始されました。おかげさまで、各販売サイトやショップを通じ、ご購入・ご好評をいただいております。また、タワーレコード渋谷店・新宿店・梅田NU茶屋町店での視聴機にて今しばらくご視聴いただけます。これもひとえに、ご協力頂いた多くの方々のおかげです。改めて心より感謝を申し上げます。
今回のアルバムについて、3つのテクストを執筆しました。すでに発表済みではありますが、改めて以下にリンクをまとめたいと思います。お目通しいただけたら幸いです。近日中に、英語バージョンもアップロード予定です。
遅さについて
https://midorikubota.net/jp/lt.html#slowness
演奏とドキュメンタリーについて
https://midorikubota.net/jp/lt.html#documentary
疲労について
https://www.midorikubota.net/jp/lt.html#exhausted
23.9.20
本日、アルバム『later』発売日
いよいよ今日、レーベル ombrophone records https://www.ombrophone.net/ の第一弾作品CD『later』(OMBR-0001)の発売日を迎えます。
この10年ほどの活動の集大成として、また今後の自分の創作の礎になるものとして、大切に作り上げました。つい最近公開されましたトレイラーを下に掲載しました。アルバムの半分以上を占める “Performance studies“ の中でも、最も良い瞬間を収めることができたと思う作品です。
アルバム『later』の制作クレジットです。ここにお名前のない方々も含め多くの方のご助力・ご助言を頂きました。改めて心より感謝申し上げます。
・作曲・演奏・テクスト 久保田翠
・レコーディング 中村益久
・ミキシング オノ セイゲン、鎌田岳彦
・マスタリング オノ セイゲン
・ゲスト・ヴォーカル 小阪亜矢子(Tr. 10 )
・プロダクトデザイン 宇平剛史
・翻訳 佐藤良明
・写真 鵜川真由子
・プロデュース 久保田翠
・Special thanks to 木村達司、福田貴成
オンラインとライブが主流となっているこの時代にあえてCDという「モノ」を作ったのには、ブックレットに載せられた言葉(作品のスコアおよび作曲者による断章)と音(演奏行為)とが分かち難く存在しており、さらにはそれら両方ともが重要であるということを確かに示すためであります。「本のようなCDを作りたい」というイメージが、宇平剛史さんの美しいデザインによりまさに実体となりました。
自分のことを思い返してみても、気に入ったジャケットや造作のアルバムはいつまでも手元にとっておきたい、と思います。そのような一枚になれば、大変嬉しいです。
以下のショップでは、試聴機でお聴きいただくことができます。お近くにお寄りの際は是非ご覧いただけると幸いです。
・タワーレコード 新宿店
・タワーレコード 渋谷店
・タワーレコード 梅田NU茶屋町店
フリッツアートセンターでの取り扱いも決定いたしました。
また、以下のオフィシャルショップ及びいくつかのサイトからご購入も可能です。
・オフィシャルショップ https://ombrophone.thebase.in/items/32485170
・Amazon https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08GG4W5N8
・Tower Records https://tower.jp/item/5088918/later
・芽瑠璃堂 https://merurido.jp/item.php?ky=OMBR0001
・HMV https://www.hmv.co.jp/artist_%E4%B9.../item_Later_11160166
最後になりますが、ハイレゾでの配信も決定いたしました。こちらは追ってご案内させていただきます。
是非多くの方々にお聴きいただきたいです!!
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「奏でることを禁じられた身体から零れおちる音の官能 /
「実験音楽」の彼方に見出された未聴のアンビエンス」
・久保田翠『later』(OMBR-0001)CD ¥2,200+tax
・2020年9月23日(水)発売
・全11曲|紙ジャケット仕様|日英対訳ブックレット付属
29.8.20
CD『later』発売のお知らせ
すでにSNSで告知を始めておりますが、このたび9月23日に念願のアルバム『later』をombrophone recordsより発売することとなりました。
ピアノソロのためのパフォーマンス作品 《Performance Studies》 をベースとし、無理難題をどうにかして遂行しようとする身体から発せられる「音」を記録した、「音楽行為のドキュメンタリー」です。戸惑い抗う身体から発せられた予期せぬ音、コントロールできない音を、1時間弱の記録に収めました。
演奏者当人ながら面白く思っているのは、この「予期せぬ音」「コントロールできない音」がはからずも纏ってしまっている表情や存在感です。事前にしっかりと準備をして、十全なイメージをもって出そうとする音とは異なる、脆弱な、しかしながらそれゆえに強い、なんとも言えない手触りがあります。
またアルバムに2曲収められたボーカル曲のうち、タイトル曲「later」は私自身によるテクスト・演奏(preparation含む)・ボイスです。音になるまえの言葉、言葉になるまえの音、そのあわいにおける声のあるいは息の様態を、限界まで遅くした楽曲のなかに封じ込めました。
以下のレーベルリンク先より、タイトル曲「later」およびピアノソロ「メライトロイ」の一部をトレイラーとして聴くことができます。
https://www.ombrophone.net/jp/later.html
デザインは宇平剛史さん、これまた念願(!)だった紙ジャケによる美しい手触りをお楽しみいただけます。ぜひ、お手にとっていただけたら幸いです。
現在、各オンラインショップにて予約受付中です。
Midori Kubota https://midorikubota.net/
23.6.20
バッハを弾くこと
初めてバッハの「インベンション」を弾いたのは、7〜8歳ごろだった。あるいはそれよりも前、子供向けに簡単にアレンジされたバッハの作品を弾いていたかもしれない。当時特段の感銘を受けたかどうかは覚えていない。それよりも、その後シンフォニアに進んだ時に覚えた違和感の方が強く印象に残る、9歳だったか。2声部から3声部になり、「右手」と「左手」だけではなくそれぞれの手を超えるような声部が現れたときの、とんでもない違和感。一つの手が複数の声部を担当し、複数の手が真ん中の声部において綱渡りをする。「第3の手」が自分の中に現れようとするかのような、こんな音楽があるのかと驚いた。まるで新しい言語を一つ学ぶようなものだった。
やがて4声部の独奏曲を弾くようになった時、不思議なことが起こった。頭の中に4つの動くスクリーンのような、トラックのようなものが立ち上がり、それぞれのなかで個々の声部が蠢いているのであった。声部は確かに連関し合っているのに、互いに独立もしている。今であれば、「同時に4つのPCモニターを見ながら4つのPCを関連させつつ独立させつつ動かしている感じ」とでも表現するかもしれない。4つの空間がぐいーっと立ち上がってくる。なぜバッハなのか、他の多声音楽の作曲家ではだめなのかも、いまだに説明がつかない。
「不意に時間の秩序から外れてなにか貴重なものを生き直す経験、「時間の外にある喜び」に満たされる経験は最も固有な、特異な出来事を宿している経験であり、自分がどうしてもそれを証言したいと惹き寄せられる経験である。」(湯浅博雄『応答する呼びかけ』)
残念ながら、というべきなのか、あるいは必然的というべきか、そのような体験はこれまで2〜3度しか経験したことがない。しかしながら今でもバッハを弾くのが好きなのは、単に好きな作曲家だからという理由の他に、その時の不思議な経験に再び遭遇することを求めているからなのかもしれない。
15.5.20
脱力音楽
あれから一ヶ月以上経ち、緊急事態宣言下で過ごすことにも(おそらく)慣れた。授業はオンラインとなり、日々準備には明け暮れてはいるものの、どうなるかわからないままに準備だけはしなくてはいけない、という状況よりははるかに見晴らしが良い。
東京は未だ緊急事態宣言が解かれてはいないのだが、そこはあえて緩めて脱力して行きたい。というわけでいくつかの音源を聴き返した。
決まりとしては、プリセット音源だけでつくること。
まだまだ先が見えないけれども、適当にゆるめて行かねば。
8.4.20
ブログ
気を取り直して。
(正式な)前回の投稿から3週間ほど経ちましたが、その間に世の中はあっという間に変わってしまいました。
ヨーロッパやアメリカは感染者数・死者数が莫大に増え、一見まだそこまでではない、と思われた日本でも感染者数が増えています。
音楽会は軒並み中止され、私の勤務する大学では春からの授業開始が2度延期されました。
2〜3月の間には幾度となく東日本大震災の時のことを思い出しましたが、その時とは対処法も、気をつけることも異なります。
ついついニュースが気になり、気分も滅入りそうになるけれども、淡々とやるべきことをこなしていきたい次第。



