8.2.21

 美術家・飯嶋桃代さんの新作展が、本日2月8日よりギャルリー東京ユマニテにて開催されます。この新作展に、18chの音を制作させていただきました。

飯嶋桃代「Recovery room―ましましいねつるかも」

録音・音響設営は、アルバム『later』でも大変お世話になった中村益久さんです。

上の美術手帖の記事にもあるように、近年疾患や治癒といったテーマで飯嶋さんは制作されています。今回は会場を「病を回復してゆく空間」として制作されているそうです。

「脳痙攣患者の脳波を楽譜に起こす」という作業を行ったのですが、飯嶋さんの最初のイメージから出発しつつ、「脳波を《触る》」ような記譜ができるよう試みました。展示の一部として、観る人の想像力を拡げられるようなものとなれば幸いです。

先日設営に立ち会ってきましたが、ちょっと見たことのない音の配置で、当初予想していた以上にいい響きです!「いわゆるインスタレーション的な」音響ともまた佇まいが異なるかと思います。

是非お立ち寄りくださいませ。